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※私の仮面ライダークウガの感想は三浦しをんの「桃色トワイライト」における感想を前提としております。
もしこの記事を読むような方がいらっしゃるのなら、その方は、先に「桃色トワイライト」をお読みください。

セリフの抜粋などは不正確なので、ご了承ください。
とある事情から最終回を見逃したクウガを
「桃色トワイライト」をきっかけに、蔦屋会員になった高2の夏から少しずつ再視聴していて
(去年は受験生でしたからほとんど観ませんでした)(←じゃあ、何で今年は…)
先日観終わりました。

いやぁ凄かったですよ。

CGは流石に時代を感じますが、
19歳になっても楽しめる、
それどころかリアルタイムでは気がつかなかったようなことまでわかって、更に楽しめる作品。

言葉で表されるものと表されないもののバランスが絶妙です。
雄介の優しさは彼自身の特別な意図を持った発言や、周りの人からの評価からだけでなく、
何気ない言動や、周囲の人との関係性から読み取れます。

ジャンや桜子に渡した名刺が
何番目の技の時のものかを
さっと答えたシーンでは、
人との出会い、出会った人を大切にしていることがよくわかりました。

物語が不吉な影を濃くしてから、
(結末を知っているにも関わらず)
EDの「青空になる」っていうのが、
どうしても死を暗示しているように思えてならなかったのですが、
バラのタトゥの女にやられた傷を治療している一条さんが椿さんに青空を見ながら語ったシーンで解けました。
好きなシーン最上級の一つです。

それ以降も度々暗示されますが、
青空は、気儘な冒険野郎で、みんなを笑顔にする存在なのですね。


◆◇◆

あんまりわかっていない人は、
「新しい仮面ライダーは改造人間の哀愁がない」
などと言いますが、
少なくともクウガに関しては(因みに、他の作品は新旧とも全く見ていません)

確かに雄介が悩む様子をはっきり描いたシーンは多くはありませんが、
じわじわと分かっていくのが寧ろ効くような気がします。

最初、雄介サイド並びに視聴者はクウガも未確認生命体扱いされることに、
違和感や反発を抱きました。
ところが、椿さんに調べてもらうと、体の内部がどんどん変わっていることがわかる。
椿さんの言う「戦うためだけの生物兵器」に近づいているのか?
そんなまさかと思いつつ、異様なレントゲン写真(?)の前には、
最早普通の人間とは言い難く…
キノコの毒による心停止・瞳孔拡散から復活した時は、
良かったと思う反面、ついに人間としての一線を超えてしまったと感じました。

凄まじき戦士についての碑文、
強化によって周りに被害を出し始めたクウガの力、
怒りに駆られた雄介が見た幻影、
バラの女の「今のクウガは、やがてダグバと等しくなるだろう」という言葉、
クウガのマークは、もとは第0号=ダグバのマークだったという推測、
4本角のマークの方がしっくり来てしまうという印象、
「大丈夫!」と言わなくなった雄介、
怪人がクウガと同じように武器を変形し、同じようにフォームを変え始めたこと、
そして、解剖の結果、未確認生命体は人間が、恐らくはクウガと同じメカニズムで変身していたとわかったこと、
ダグバの力で強化した第3号の肉体と、雄介の強化を重ねてきたそれが酷似しているということ…

物語の早い段階から、未確認生命体は人間に近いのではないかということは、実は言われていたけれど、
それでも、怪物が、カモフラージュとして、仮の姿として人間体をとっているのだと信じていました。


平和的で、殺すという概念を持たなかった古代人リント。
それに引き替え、怪人に立ち向かい、遂には殺傷にまで至る現代人。
「リントが、我々と等しくなる日も近いな」
というバラのタトゥの女の言葉には戦慄を覚えます。
「我々は、お前たちとは違う!」
という一条さんに、
「お前は、リントを狩る、リントの戦士だろう」
とバラ女。
…仮令、警察がグロンギへの一歩なのだとしても、
もう、我々はそれを捨てることはできない…

我々には、「悪」を駆逐する力が絶対に必要だけれども、
その力は結局は、新な、より強力な敵を作ってしまうのではないか…

このテーゼは劇中ではっきり表されます。


最終回で、みのりが、園児に
「4号は本当はいちゃいけないって、先生は思うの」
というあたりは、
少し、009の最後の姉弟の会話を彷彿とさせました。

(続きます)

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